月夜の桜

相変わらず、大樹の様態は変わらない。
見てるだけでも辛いのに…。
そんな時、大樹に転機が訪れた。

大樹「そういえば…俺は…。」

静香「何か思い出したの?」

大樹「事故の時…何か見たような気がする…。」

静香「何を見たの?重要な事?」

大樹「ごめん…ここまでしか思い出せない…。」

その言葉は大樹にとってかなりの進歩ではないか、私はそう思った。
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