信じているのは…
「で?何処行きたいんだ?」
「んー…幹部の部屋とかはもう知っているからなー別にいいやーブラブラしながら教えたよ?」
そうなのです
もう二ヶ月経っているのにあたしは全部覚えていないのです
それはそう…クソ土方の所為なのです
あいつにさ?あんまし部屋から出るなと言われてしまいまして…
「……くや……さ…さくや……朔弥っ!!」
「あれ?」
「大丈夫?ぼーっとしていたけど…」
「あごめんごめん!自分の世界に入ってたみたい」
「それww朔弥もそんなことあるんだな」
は、原田に笑われた…なんたる屈辱…
「あ?俺が完璧人間だとでも思うのか?」
試しにあたしがどんな感じなのか聞いてみた
「なんかさー?こうあるじゃん?山崎は完璧っていうイメージがあるんだよだからあいつより強いお前はもっと完璧なんじゃないかな?って思ってさー」
「別に俺らは完璧じゃないんだ。ただ幼少期から行っている訓練とか任務によって苦手なものをなくしてきたんだよ。ただ、人よりも器用なだけだ」
そう暗殺や護衛、情報収集など様々な事をあたしたちはこなすことでできることが増えていく。それに元々忍の家だから人より器用なんだ。完璧ではないんだよ
「そっか…でも凄いな!そんなに苦手な物が少なくなくなるまで訓練とかして」
「え?例えばどんな訓練していたの?」
藤堂がそう聞いてきた。
あーそういえばどれくらいやったなー?
うちの家女だからって容赦しなかったんだよね苦笑
ま、そのほうがありがたかったな
「んーとね?とりあえず苦無を20m以上離れた的に当てること、次に、んーあ、あれ持久力高めるために半日以上走ったりしたなー」
「え…それヤバくね?人間がやるような内容じゃないよな」
原田が藤堂と顔を見合わせて苦笑いしていた
「んまぁね。うちの家一応忍の中で一番強く、伝説とまで言われた家だからね?それ相応の訓練とか任務をこなしてきたんだよねー」
「で、伝説!?そんなに朔弥の家って凄いんだ!!あ、そうだ!今度俺と試合してくれない?忍相手にやって見たいんだよね」
「ふふっ。いいよ。俺も烝の相手ばっかやってたからたまにはそういうのもしたいな」
「何の話しているの?」
「おわぁっ!!そ、総司かよ驚いたじゃねーかよ!」
「朔弥は気づいていたもんね?」
んまぁ、一応忍だしね?
「え?なら教えてくれても良かったじゃんかよー」
藤堂が拗ねた様に唇を尖らせていった
なんか女の子みたいw