信じているのは…
「とりあえずここまできたらいいか。で、千鶴ちゃん何か聞きたいことない?屯所までならいいよ」
絶対色々あるよねぇ
「え、えっとなんで朔弥さんは私のことを知っているのですか?あたしはあなたのことを知らないんですが」
「うーん何というかね実は君がここに来ることは俺知っていたんだ。まぁ、ぶっちゃけた話、俺って先読みみたいな能力持っているから君がいつか京に来ることはわかったんだよね。で、今日が当たりだったっていうこと」
「そうなんですか。あ、あと、あの朔弥さんが殺してしまった人達は何なんですか?目が赤くてとても不気味でした」
「それについては詳しくは言えない。知ったら君の立場が危うくなってしまうから」
「……そうですか。あとなんで雪白と名乗ってはいけないんですか?」
「雪白は三大貴族だからだよ。しかも雪白は江戸にいるはず。なのに何故京にいる?って事になって怪しまれるからだよ」
「三大貴族だからですか…」
「そう。もしかして三大貴族制度嫌い?」
悲しそうな顔をしているから気になって聞いて見た
「正直に言うと嫌いです。あたしはそのせいできちんとした友達が昔からできなかった。出来たとしても上辺だけの友情。それが耐えられなかったんです。京にいる理由は、父の雪白綱道を探しに来たんです」
「そっか。安心して?新選組は身分関係ないから」
だって隠しているけど三大貴族の雪白を抜いた残りの二つも新選組に揃っているしねw
「そうですか。でもあたし罪か何かになりませんかね?どうしても父を探したいんですが…」
「大丈夫。俺が何とかするよ」
「ありがとうございます!」
やっぱ笑った方が可愛いね
うん烝とは別の癒しだわ
「さてと、屯所についたから最後に一つ何があっても必ず雪白と言ってはダメだからね?」
「はい頑張ります!」
「じゃぁ、土方に言われた通り縄付けなきゃいけないんだよねーあ、でも、心配しないで?手首だけにしておくからさ」
「はいわかりました」
「あ、あと、今夜はこのまま寝てもらうね?」
「あ、はいわかりました」
「よし。頑張ってね」
あたしは千鶴ちゃんを客部屋に連れて行った