信じているのは…
Ⅷ
あたし達は屯所をぐるぐる回っていた
「ここが俺と烝くんの部屋。何かあったら呼びに来てね?隣は島田くんの部屋だから俺たちがいなければ、彼のところに行きなね」
「はいわかりました」
「これで、最後だね。広いけどわかんなくなったら誰かに聞きなね?教えてくれると思うから」
「はいありがとうございます!」
「元気でよろしいw暇になっちゃったね…うーん…あ!じゃあ、千鶴ちゃんに必要なのとか買いに行くか!」
千鶴ちゃんがアワアワし出した
可愛いゎ
「え、そんな大丈夫ですよ!」
「大丈夫大丈夫。それに俺も街に用があるからついでにってことでさ」
「じゃあ、お言葉に甘えて、お願いします」
「わかったよー。じゃあ、土方のとこに行くか」
「はいっ!」
あたし達は話しながら土方のところに行った
「副長ー失礼しまーす」
「朔弥…てめえいい加減に俺が許可したら入れよ!!!」
「うるさーい。そんなことよりも、副長ー千鶴ちゃんと街に行ってきまーす」
「あ?何でだ?」
「え?そんなこと聞くの?副長って失礼ねぇ」
うわーって引いた目で見てあげた
偉いでしょ?
「ちっ…わかったよ!じゃあ、金やるからさっさと行ってこい!」
「わーい!千鶴ちゃん副長ーの奢りだってさ!」
「え?本当ですか?土方さんありがとうございます!」
千鶴ちゃんもにこにこ言った
「さっさと行け。ただし、門限までには帰ってこいよ」
「はーい分かりましたよーじゃ、行ってきまーす」
あたしと千鶴ちゃんは土方の奢りで街に出かけた