信じているのは…
Ⅸ
あの日から数ヶ月………
ある日の朝
「よう!おはよう朔弥!」
「おはよう永倉さん」
あたしは今だに皆を名字呼びしている
男の名前を言うのはちーにぃと烝だけでいもんねーだ
「ったく、いい加減俺たちの事を名前で呼べよ」
それをほぼ毎日言われている
ほんっとに懲りないよねー
「あっ!原田さんと藤堂さんおはよう」
「あぁ、おはよう朔弥。で、話しそらそうとすんなよ」
「そうだよ朔弥名前で呼んでみろよー」
「ったく、うるさいなー別にいいじゃんかー一応俺は平隊士だし?ってことで幹部の皆様には尊敬の念を込めて名字呼びしなきゃいけないんですー」
「嘘つけ。お前が俺たちに尊敬なんてしたことあんのか?」
「ん?永倉さんそんな事を聞いてどうすんの。全く、ちゃんと尊敬してあげていますよ」
「なんだよその上から目線は」