信じているのは…


蔵の前に着いて悲鳴が本当に五月蝿い

ガラッ

「土方さんーあ、俺が変わってやるー」

中には土方と斎藤と烝がいる
土方は木刀で叩いたりして吐かせようとしているみたい

甘っちょろいなぁー

「さ、朔弥!?なんでてめぇがここに!」

「だってさ土方さん吐かせるのが遅すぎるよーだから俺が変わってやるってこと」

「げ…朔弥が拷問したら……」

「山崎どうなるのだ?」

「い、いやなんでもないよ」

何か烝が真っ青な顔になった

「は?お前が拷問なんか出来んのか!?」

なめてんのか?

「あ?こちとら訓練でそれ位のことしておりますわ!いい加減五月蝿い。隊士達が迷惑してるよ。だから早く俺に変わらしてくんない?」

イライラしてきたよ

「俺でも吐かないのにお前なんかがこいつを吐かせることが出来るわけねぇだろうが!」

「ったく。同じことを何度も言わせんなよ。土方はやり方が甘過ぎんだよ」

「あ?ならてめぇがこいつを吐かせてみろよ」

やっとやらせてくれるのねー
遅すぎるわよ

「ふっ、お安い御用」

そう言ってあたしと土方は場所を入れ替えた

「朔弥が拷問すると俺なんかでも直ぐに吐きます」

「は?そんなにか?忍ならそれ位の耐久性があるんだろうが」

土方が呆れたように言う

「そんな耐久性なんて直ぐに無くなるほど朔弥の拷問は恐ろしいんだよ」

ニヤリ
あたしの拷問は藤峰家1と言われているほどだからね

「さてと、始めますか…」

あたしはまず

「吉高さんさっさと情報吐いてくんない?朝から悲鳴がなりっ放しでイライラしているんだよねぇ」

一応最終確認をする。
これで吐けばこれからの地獄を味わなくて済むから

「はっ、誰が…貴様ら壬生狼なんかに……吐いてやるか」

普段と口調が違う
よほど疲れたのかねぇ?あたしが今からそれ以上の苦しみを味合わせて上げるからね

「ふーんならしょうがないねぇ。なら、これならどう?」

バキッ

あたしは指を持って親指の骨を折った

「ぐぁぁぁああああ!」

こんなの序の口ね

「まだまだーほらほらこんなんでへたばったらつまらないよー?」

あたしはそう言って人差し指を折って折った指を潰した

バキッ

「あーあこれで指使えなくなっちゃたねえー」

「ぐぁぁぁああああ!があぁぁぁあああ」


「うるさいなぁー。おっ、いいのみっけー」

金槌みっけー
あたしはそれをおもいっきり振りかぶって潰した指にさらに叩きつけた

グシャッ

「あららー汚い音が鳴っちゃったねぇ?お掃除しなきゃねぇ」

焼きごてみーっけ
てか土方こんないい道具あんのになんで使わないんだろう?



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