信じているのは…


「うっせーな!とりあえず!朔弥!お前は報告しろ!」

土方は我慢出来なくなったのか叫びながら私に報告しろーって言ってきた
上から目線なのが気に入らないけどしょうがないね

「ほーい。んじゃあ、俺が古高を拷問して吐かせたことを言いまーす。
えーと内容は長州の奴らが6月下旬の強風の日に御所に火を放ち佐幕派公卿の中川宮を幽閉し京都守護職の松平容保以下佐幕派大名を殺害し、天皇を長州へ連れ去ろうとしているようです。」

「は?あいつら頭おかしくなったのか?」

そうだねー( ;´Д`)
朝敵になろうとしているみたいだね
この件に藤峰は関わるのかな?
烝と話し合ってみよう

「とりあえずどうやって止めるか、だな…」





めんどくさいからこの辺はしょるねだってさ
この駄作者め

ま、とにかく会議は奴らの会合場所を見つけるだってさ
そのために島原に潜入し探ることになった

で、誰が潜入するかってことになって、最悪なことに千鶴ちゃんが潜入することになった
前々から沖田が何か言っていたみたいで土方は反対したけれど山南さんが後押ししちゃってそんなことになってしまった
もうー私はまで潜入するはめになるじゃないかー

「土方さーん俺も潜入していい?」

土方と私以外誰もいない副長室で聞いてみた

「は?お前は…あぁ、女だったな。でも、お前花魁出来るのか?」

馬鹿にされた
土方に馬鹿にされるなんてイライラするね

「島原の皐月って知ってる?」

「は?そんなこと誰でも知ってるだろ。島原一人気の花魁だろ?」

「それあたし」

「は?ちょっとお前もう少しマシな嘘をつきやがれよ」

心外なんですけど!
めっちゃ変な目で見られたんですけどー

「だからーここに来る前に任務が無くて暇だったから情報収集のために島原で遊女やっていたらなんか一番人気になっちゃってさー」

「まじかよ…ならお前も潜入するのか?」

「そうするよ。俺は千鶴ちゃんが危ない目に会ったら殺されるほどやばいことになるからね」

千景に殺されそう…( ;´Д`)

「なんだそれ。とにかくお前も花魁をやるってことでどうするんだ?」

「んー他の人には言わないで?勿論千鶴ちゃんにもね?で、怪しまれないように少し前から潜入することにするから」

「わかった。雪白を頼んだ」

「へーいわかりましたよーついでに私もなんか探ってくるわ」

「それは心強いな。俺は雪白が出来るか心配なんだよな」

あー…確かにあの子馬鹿正直者だからね、、、

「ま、私もいるから大丈夫だよ」

「そうか…雪村には明後日から三日間潜入してもらうことにした。だから明日からは頼めるか?」

「大丈夫でしょ。なら明日から行って来ますねー」

「頼んだ」

「ほーい、じゃあ千鶴ちゃんと話して来まーす」

と言って私は千鶴ちゃんの元に急いで行った


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