僕と甘口レアな ラブはいかが?
年末年始も貨物は24時間体制で動いていた。

5日間の休暇中、私はエリックと彼のマンションで過ごした。

彼はいつもはクリスマスから年明けまで帰国していたようだ。

今年は私と日本の正月を堪能できることに喜んでいた。

彼にプレゼントされた着物一式を身につけ

髪は自己流にアレンジして、かんざしを挿し

元旦の朝は、三つ指をついて彼に挨拶をした。

「美しい!すごすぎてため息が出てしまうくらいにきれいだ。」

「ふつつか者ですが、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。」

「こちらこそ。愛している、華奈。」

「愛しているわ、エリック。」

「せっかく着たのに脱がせてみたい。想像しただけで興奮してしまうよ。」

「エリック、私はいつでもあなたの意のままです。」

「はぁ~いつもの癖だな、苦しゅうないと言おうとしたよ。君が僕を誘っているんだからね?」

「私はあなたの言葉に応えているだけなのに。おせちをいただいたらお参りに行きましょうよ?」

「いいよ、その前におとそで酔わせるのもいいな。」

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