僕と甘口レアな ラブはいかが?
「華奈、今夜一緒に食事しない?」

「あなたとですか?」

「そう、アフターファイブはプライベートだよ。」

「そうですが、支社長とお食事するのは無理です。」

「Why not?」

「支社長は社員の私を誘うことに、抵抗を感じられないのでしょうか?」

「Nothingだよ、華奈。君としゃべるとつい日本語に英語が混じってしまうな、自然に。」

「そうなのですか?それが普通かと思いました。」

「僕の日本語は完璧なはずなのに、変だな。」

「はあ。」

「とにかく定時になったら君のブースに行くよ。」

「無理です。」

「なぜ?」

「毎日残業なのです。定時に上がったことなどありません。」

「それは本当なのか?信じられない。本国じゃ、例え入力中でも皆そのままの状態で席を立つよ。」

「それこそ信じられません。」

「今日は残業しなくてもいいよ。僕が責任を持つ。」

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