★FAN★
大型の生物に、細かな技では長期戦。やるならば一撃の威力の高い大技。なれば…。

精神を込めた剣の刃が、その時、光を鋭く返した。同じ攻撃を仕掛けた一ツ目は、その一撃に堪える肉体防御はないだろう。


†瞬気鋭斬†

一刀両断の剣は、彼の身体を真っ二つに切り裂き、塵と化して消滅した。

やはり馬鹿は攻撃が単純だと思う後、最後の最後でまた出てこられては簡便なために駆け足で城門に走った。



ブロックで組まれた防壁は高く、高さは五米といったところか、見張りが立っている気配はないが、上に外を監視できるような場所がいくつか造られていた。

ベランドゥーダに入ると、宿屋で直ぐに身を起き、ふかふかのベッドに横になると、疲労のせいか直ぐに眠りに就いてしまった。深く熟睡してしまい、夢の中に入ってしまった。









『心に刻まれし印を…。

力が眠りし鍵を解き放て。光の力は常に我とともにあり…』


白い世界の中で、その言葉が脳に記憶した。声の主は一体なんであったのだろうか…。


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