★FAN★
そういえば…と、順的に行くと二百十一番ならリオンの直ぐに受付をした人のはず。確か女性のはずだが…。
「まぁいいか…」
チームが出来れば何れ数は減っていく。残ったメンバーから聞き出していけばいいだろうと思い、壁際に寄り掛かる。
頑張る人は地道に何番か聞いて捜し回っているが、やはり同じ考えを持つものは三分の一はいるようで、それらは皆壁際で待っている様子だ。
そろそろいいだろうと動き始めた時には、隣にいた女性も動き始め、とりあえず聞いてみた。
「あ…、貴方が二百十番だったんだ。ずっと隣にいたとか…、ははは、笑えるよね」
「確かに…だな。後は十二番と一番か」
「その前に、二人先に自己紹介!私はリル・レイナー。よろしくね」
「よろしく。俺はリオン・ギィスだ」
可愛いらしく笑うその顔が、ある人に重なって、少し見とれてしまった。彼女はそれに気付いていなかったからよかったが…、リオンの心の中で何かが蘇った。
髪の毛はスカイブルーで瞳は澄んだ蒼。リオンよりは背丈が顔半分ぐらい小さいぐらいで、短めに切られた髪は少し男まさりな女性には見えるが、度胸は多少有るだろう。
「まぁいいか…」
チームが出来れば何れ数は減っていく。残ったメンバーから聞き出していけばいいだろうと思い、壁際に寄り掛かる。
頑張る人は地道に何番か聞いて捜し回っているが、やはり同じ考えを持つものは三分の一はいるようで、それらは皆壁際で待っている様子だ。
そろそろいいだろうと動き始めた時には、隣にいた女性も動き始め、とりあえず聞いてみた。
「あ…、貴方が二百十番だったんだ。ずっと隣にいたとか…、ははは、笑えるよね」
「確かに…だな。後は十二番と一番か」
「その前に、二人先に自己紹介!私はリル・レイナー。よろしくね」
「よろしく。俺はリオン・ギィスだ」
可愛いらしく笑うその顔が、ある人に重なって、少し見とれてしまった。彼女はそれに気付いていなかったからよかったが…、リオンの心の中で何かが蘇った。
髪の毛はスカイブルーで瞳は澄んだ蒼。リオンよりは背丈が顔半分ぐらい小さいぐらいで、短めに切られた髪は少し男まさりな女性には見えるが、度胸は多少有るだろう。