溺愛プリンセス~最強Boysに愛されて~2
少し前までは"現在"の話だったのに、姫にあってからはいつしか先生の事は"過去"になってて。
遠い昔話を終えて姫を見れば、姫は何故か泣いていた。
「えっ!?ちょっと姫、なんで泣いてんの」
「ちょっと……感情移入しちゃって」
とてもいい恋人さんね、と涙を拭きながら微笑む姫。
うーん……わかってんのかな、俺今、姫に告白したんだけど。
「……姫、わかってる?」
「え?」
「俺が姫の前でピアスを捨てた理由。俺今、姫に告白したんだけど……」
まさか俺が話してる間に告白のこと、忘れてたりしないでしょうね?と軽く頬をつねれば、ボッと真っ赤になる姫。
「え、う、あ……」
「ぷっ、なにそれ。日本語喋れって」
金魚みたいに口パクパクさせて、顔真っ赤にして。
……あー、可愛い。