溺愛プリンセス~最強Boysに愛されて~2
「まあ、そういうことになっちゃうよね〜」
だから、姫のことくれない?なんて。
仁斗ってばさっきから、雅を挑発するようなことばっかり言って。
これで険悪なムードでも流れ出したら最悪だ、と思って頭を抱えていると、意外にも雅はふ、と微笑してた。
それから、私の肩をグイ、と抱き寄せて。
「こんな特上の女、やらねえよ」
と言うと、私の頭にキスをした。
「見せつけてくれるねえ……」
心なしか、笑顔が引き攣ってる仁斗。
何故か悠まで、ワナワナと震えていた。
……あ、雅が私にばっかり構うから、気に食わないのかな。悠、雅の事大好きだもんね。
「資料室でイチャイチャしないの」
ぼーっとそんなことを考えていたら、ふいに、類に雅からベリっと引きはがされた。