溺愛プリンセス~最強Boysに愛されて~2
「る、類!」
私達を引き剥がしたのは類で、類は驚くくらいキラキラした笑顔を浮かべていた。
「麗ちゃん」
「は、はい……」
笑顔なんだけど……けど、その笑顔が何故だか逆に怖くて、思わず敬語になってしまう。
「あんま無防備だと、その内ぱっくり頭から齧られちゃうからね」
「!?」
頭から齧られ……!?なにそれ怖い!
そう思って思わずバッと頭頂部辺りを両手で押さえれば、そう言う事じゃ無いんだけどなあ、と苦笑いされた。
「類、あまり麗を苛めるな」
「元はといえば、総長の権利乱用して麗ちゃんにひっつく雅が悪いんだからね」
悠の顔見てみなよ、猛犬みたいになってるでしょ?と笑う類。