溺愛プリンセス~最強Boysに愛されて~2
訝しげに仁斗を見上げると、仁斗がニッ
コリと笑って。
──ドサッ……。
「!?」
「さあ姫、目ぇ瞑ってよ」
私をその場に押し倒して、ニッコリ笑っ
てそう言った。
いやいやいや。意味がわからないんです
が。
「い、いきなり何すんのよ」
「だからー、劇の練習だって。眠り姫な
んだから早く目を瞑りなよ」
「え、」
「……そしたら俺のキスで、起こしてや
るからさ?」
どこか妖艶な眼差しでそう言った仁斗に
、ボッと顔が熱くなる。
何をいってるんだこの男は!
そして無駄に色気を放出させるのは遠慮
してほしい。