溺愛プリンセス～最強Boysに愛されて～２

だけど今更、「名前で呼んでもいいよ」
なんて言えるわけもなく……。



ここまでズルズルと来てしまってる。



佐藤さんはいい子だ。

あんな冷たい言い方しか出来なかった私
を嫌うことなく、こうして前のように接
してくれるんだから。



だから余計に、胸が痛む。



冷たい言い方しか出来なかった事。

傷付いた、佐藤さんの表情。



自分で取った行動だってことくらい、わ
かってるのに。……自業自得、かしら。



「サイズどうかなぁー？」

「うん。ぴったり」

「ちょっと一回出てきてみてよ！」

「……え。」



佐藤さんの発言に、思わず固まってしま
う。



……出てきてみてよって、この格好で？



「……着替えてからでも良いかしら」