溺愛プリンセス~最強Boysに愛されて~2
ニッコリ笑いながらそう言う枚田君。
「そ、そうなの……」
なんで今、それを言うんだろう?
だけどそう言われて見れば、確かに使わ
れてなさそうな、古い教室があちこちに
あった。
「うん、だからさ」
──グイッ!
「きゃっ!?」
と、突然枚田君に強く腕を引っ張られて
、すぐ横にあった教室に連れ込まれた。
どうやらそこも空き教室だったらしく、
中は埃っぽかった。
「こうやって女の子連れ込むのには、も
ってこいなんだよな」
ドアを背にして立ちながら、口元に笑み
を浮かべる枚田君。