溺愛プリンセス~最強Boysに愛されて~2
すると、枚田君は、そうだよ、と頷いた
。
「男共の憧れの的になってる麗をてに入
れれば、俺の完璧さがまた増してくでし
ょ?」
ゆっくりと、枚田君が近づいてくる。
「ちょっと!なにするつもり!?」
「恋人になるんだから、キスの1つや2
つで騒ぐなよ」
「キっ……!?」
キス!?
嫌よ、こんな奴とキスなんて!!
嫌だ嫌だと暴れてみても、枚田君の方が
数段力が強くて、びくともしない。
そして、枚田君の唇が、私の唇に触れそ
うになった時──……。
「な、にしてんだ、よっ!!」
突然、そんな怒鳴り声と共に、枚田君の
後ろに黒い影が横切ったかと思うと、ガ
ツン!と鈍い音がして、枚田君がその場
に、ズルズルと倒れこんだ。