溺愛プリンセス~最強Boysに愛されて~2
ドアを後ろ手で閉めながら小首を傾げてそう微笑むと、先生は呆れたような表情を浮かべた。
「もー、そうやってオバサンからかったら駄目なんだからねー?」
「オバサンて……先生まだ全然若いじゃん」
「中学生から見たらオバサンよ」
……また、はぐらかされた。
自分がはぐらかされたということに気づく度、イラッとする。もやもやする。
いい加減俺の気持ちに気付いてるのにはぐらかされてるんだったらムカつく。
「ねえ先生、俺、先生のこと本気なんだけど」
先生に近付きながらそう言う。
先生は目をそらして、口許だけで笑った。
「……なあに?いきなり……」
「わかってるでしょ?」