溺愛プリンセス~最強Boysに愛されて~2
机に乗せられた先生の手の甲に手のひらを重ね、ゆっくりと指を絡めれば、その指先がびくりと震えた。
だけど先生?
先生は気づいてないのかもしれねーけど、先生の耳朶も首筋も頬さえも、林檎みたいに赤く熟れてる。
……そんなんじゃ俺、期待しちゃうよ?
「先生のこと、好きだよ」
俺は先生の耳許でそう囁いて、そのまま強引に先生の唇を奪った。
「……──っ、やめなさい!」
ドンっ、と力強く押された体。
みれば先生は、涙目になっていて。だけど悪いなんてちょっとも思ってない。
素直にならない先生が悪い。
「……何怒ってるの?先生」
「い、いきなりこんなことして!そりゃ怒るわよ!」