悪魔ニ花束ヲ

「ところで、どう言ったご用件でしょうか」

無遅刻無欠席、サボリなんて無論した事ないあたしには貴重な休日。どうしてこの男と顔を合わせているのか。

「…花見」

はぁ!?

似合わない、似合わな過ぎて笑えない。しかも、

「散ってますが」


チラホラと、遅咲きの子達もいるけれど、もう緑だ。


「この際どうでもいいかな」


花見やないやんけ。なんて勿論ツッコめませんが。

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