悪魔ニ花束ヲ
「…その女って間宮にばっちこいだよね。つーか、間宮?」

梓はその大きな瞳をあたしに真っ直ぐ向ける。ていうか今の特徴を兼ね揃えていたのかあたしは。激しく泣ける。

どこか面白がってる色に内心溜め息をつきながらあたしは返す言葉を考えた。

「ひょっとしたら面白い展開になってる?つーか間違いなく?」

梓が笑う。口元が綺麗に曲がって、ああ、魔女みたいよ貴女。

「…梓、あたしは最近魔除けの人形を買ったよ」

全然、効果はありませんがなにか?

「うんうん。隠し事は良くないよね?」

黒い、真っ黒いオーラが見えますよ梓さん。


「…一足お先にラブミッション成功しました、なんて言わせねーぞゴラァ!!」

え、
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