彼女がいつも思っていた事…(とある物書きの独り言)
本当ならみんなが羨むこの状況だけど、私にとっては当たり前のように続いてきた出来事だからなんとも思わなくなってしまった。

ペングーの絵柄が乗った腕時計があと5分と告げていた。

私は息悶えだえになりながら、曲がったばかりの道を更にピッチを上げて走り始め、健もまた私に合わせるようにピッチをあげてきた。

いつも通りの登校路に再び冷たい風が吹いた。

これから始まる私の物語を語るかのように。

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