彼女がいつも思っていた事…(とある物書きの独り言)
かけがえのない場所
「良い?小説を書く上で重要な物って何?」

「え?そうだな…物語の展開を考える事…だろうな。」

「うん、最初はみんな何もない所から始まって、登場人物の名前や一人一人のそれまでの経緯を紙に書き出し、それを踏まえた上での起承転結のストーリー展開を考える。重要と言うか基本中の基本だね。多分誰でもまずそこから考えるし、それに対して他人の茶々は通用しないのは言うまでもないけど…そんな表現的なのじゃなくて、もっと重要な物があるでしょ?」

「もっと重要…エロsぐほぉ!?」

「…殴るよ?」

「殴ってから言うなっつの、しかも鳩尾をクリーンヒットとは、その左なら世界を獲れ…」

「はいはい、お決まりの冗談はもういいから。でもまぁ、世界は確かに欲しいよねぇ。」

「ジムにでも通うつもりか?」

「そっちの世界は真っ白に燃え尽きるからいらないけどねぇ。」

「獣の血が騒ぐ、ってか?」

「明日はどっち…って、話が脱線するなぁ、全く。ボクシングアニメじゃ無いんだから。世界観よ世界観、小説でストーリーラインの次に大切なのってこれでしょ。」

「まぁ確かにな、でも携帯小説なんだし、人の好きな様に書いたら良いと思うけどな。それでもちゃんと理解出来るんだし。」

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