青春謳歌 After Story
「そんなに、ケーキを食べるのが楽しみなら早く行かないとな。」
少しだけ足を速めて歩く和輝さん。
ケーキも楽しみだけど、本当は昔を思い出していただけで・・・・・・。
だけど、勘違いしている和輝さんの横顔を見たらそんなことも言えなくて私も笑って歩いた。
-一方、その後ろ姿を見ていた人たちは-
「何だよ・・・あのラブラブっぷりは!
こんなの和輝じゃねぇだろ!?」
「うわぁ、会話がすっごく甘いね~。
っていうか、陽菜・・・前に体重がって言ってなかったっけ?」
「春原ってば陽菜に近づきすぎなんじゃないの!?
いやぁ~~~~!!」
「はぁ、僕も早く好きな人見つけようかな・・・。」
色々な思いを抱えながら物陰から見ていました。