青春謳歌 After Story
「こんな、俺は嫌いか?」
首を傾げて聞くと陽菜は首を横にブンブンと振って否定してくれた。
そのことにホッと安心して笑うと陽菜も笑い返してくれた。
「嫌いなはずがありません。私は和輝さんのことが大好きで・・・・・・あ・・・!」
気づいた時には既に遅くて陽菜は自分の言った言葉に顔を赤くしていた。
その様子を見て俺も嬉しさもありながら少し照れてしまった。
可愛すぎるというのも罪だな・・・。
「陽菜、俺もお前が好きだ。」
柄にもなくそう言ってしまった俺の顔は自分でも赤くなっているに違いない。
キャラにないことを言ってしまったな・・・。
そんなことを思いながらふと、チラッと陽菜の顔を見ると顔を真っ赤にしながらケーキを食べていた。
その姿にフッと笑みをもらしながら俺も自分のお皿に乗ったケーキを食べた。