青春謳歌 After Story
「ねぇ、和輝。今日、泊めてくれないかしら?」
「は?」
「ねぇ、いいでしょう?
お願い♪」
女の私でもドキッとしてしまう笑顔。
私は悟ってしまった…。
「いや、今日は…。」
「あの、和輝さん。
今日は帰らせてもらいますね。」
ニコッと笑って私は荷物をまとめてお邪魔しました!と言って勢いよく和輝さんの家を出た。
後ろから、和輝さんが私のことを呼んでいたみたいだけど私は知らないふりをしてそのまま走った。
きちんと笑えていたかな…?
変な顔していなかったかな?
不安な気持ちがいっぱいあったけど、そんなこと気にしないかのように私は走った。