初恋は雪のように溶けて

奈美が説明しようとした瞬間、突然廊下から女子たちの黄色い声が。

なんだろう…?

私たちは気になって、廊下に出てみると
そこには、昨日助けてくれたあの優しい声の人が。

「ご、ごめん…ちょっとある人に用事あるから通して…」

と困っている様子だった。

すると、たまたま私とあの優しい声の人の目が合った。その瞬間、

「あっ!いた!!」

と上手く女子と女子の間をすり抜けて私のもとへとやって来た。
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