初恋は雪のように溶けて

「えっと…白石 優姫さん…だよね?」

あの人は私にそう問いかけると、私は頷く。

「あ、良かった。
昨日はあれから大丈夫だった?」

その問いかけにも私はただ頷くだけだった。

「そっか。無事で良かった!」

と笑顔であの人は言う。

その瞬間、私の胸がドクンといった。

そのまま、ドキドキといっている。

なんだか、胸がきゅーって、苦しくなる感じ。

なんだろう、この気持ちは…
< 22 / 29 >

この作品をシェア

pagetop