紅蓮の炎
それと、
紅蓮の印。
深紅のピアスを左耳につけている。ということだけだ
本当に纏まってないなぁ…
そう思いつつもこの場所が居心地いいことに変わりはない。
「今夜、楽しみだね」
ぽつり、
あたしが呟いた言葉を4人にはきこえていたみたいで…
『そうだね』
4人がそれぞれの言葉で返してくれた。
本当に、楽しみだ。
あたし達が卒業するまで、
あたしが総長でいる紅蓮。
楽しみだ
なにがあるか分からない紅蓮人生。
あたしなりの華を、
咲かせてやりたいな
まるで、あたしの心の中が分かっているかのように、
穏やかに4人は微笑んでいる。
あたしはそれを踏まえて、
「まずは下ごしらえ第一弾として、
アイス食うぞー!!」
はつらつと言った。