紅蓮の炎

また、たくさんの新入生が入った



超難関校のくせして不良が多い、変わった学校。

財閥の子どもも政治家の子どもも果ては芸能活動を行っている子さえいるのに、
クラス分けを平等に行っている、

変わった高校。



色々挙げていけばますます変わった学校に思えてくる。




今日も、隣にいる龍神連合の総長と一緒に登校してきた。
昔から仲いいしね


龍神連合は、
中央町を拠点とする正統派といわれる族。
東西南北と中央を纏めようとしている
総員、3000人以上いる。
そして、メンバー大半が中央正鈴高校に通っている。



学校に近づいていると、急に隣の総長…、

永田響が舌打ちをした。


その視線を辿る…



あぁ、そういうことか。






校門前に大量の女の子がいる。


そろそろ、響が嫌がっていることに気づいてほしいなぁ~

まぁ、気づいてはいるか。
ただ実行しないだけで

強かだね…



「雄、」


響が僕の名前を呼ぶ


「なに?」


ちょっとだけ、笑みを携え聞き返す。
すると響はちょっと…、いや、かなり嫌そうな顔をして僕に言ってきた


「お前のことだから所詮他人事かのような面してっけど、
お前にも関係あっからな。」


あぁ嫌だなぁ。
こういう類の面倒事。
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