紅蓮の炎
「ーーーおい、お前らパンサーはどうした?」
この街の不良に恐れられている刑事、
岩島がいた。
「岩島…」
「…お前
また立派な顔になったな響」
俺の顔をみてゲラゲラ笑ってくる
チッ
「岩島さん」
岩島を見つけた総長がニコニコと笑って近づいていく
「よぉ
勝ったんだってな」
「はい。なんとかパンサーのおかげで…
岩島さんは取り締まりですか?」
嬉しそうにしながらも
こんな大事をひい起こしてしまった事に苦笑いを浮かべながらきく
警察沙汰の為、場合によっては総長が責任を問われるからだ。
「あぁ、それもあるが…
今はパンサーだ。
あいつらどこ行った?」
低い、地を這うような声音できいてくる。
「パンサーなら終わってすぐ帰りましたけど…?」
総長の言葉をきき、厳つく怖い顔がさらに歪み
恐怖を誘う形相になる
ホラーだ…
そんな岩島の顔をみて、
総長はまた苦笑いを浮かべる。
「パンサーが何かしたんですか?」
何処からか副総長が現れて、岩島にきく
「あいつら張ってた警察の警備網突破しやがったんだよ
無茶苦茶なやりようでなぁ」
投げやりな口調で舌打ちする
「まさか、マジでパト乗り越えてくるとは思わなかったわ。
南の連中ならそれぐらい覚悟すべきだったなチキショウ」
ブツブツと呟く岩島。
話しをきくと、
どうやら龍神連合が突破されてしまった時の可能性を考えて中央町に警備網を敷いていた。
もちろんそれは民間人をこの抗争に巻き込まない為、この場所に寄せ付けないようにもしていた。
いつ何があるか分からない空気に警察もピリピリしていた。
そんな中に遠くからスピード違反のノーヘルバイク集団が押し寄せてきた。
もちろん警察としては色んな意味で止めに掛かる。
だか彼らは静止の声もきかず、グングンスピードを上げてくる。
ただ警官を並べただけの壁はあっさりと抜かれた。
次に少し離れたところでパトカーを数台並べた壁をつくる。
それすらも乗り上げて抜いていく。
ついに、
最後には命懸けでぶつけたパトカー(警察としてどうかと思う)をウィリーなどを駆使して跳び越えてきたらしい。
その時丁度
「パンサーーージャンプ‼︎‼︎!」
「お前なに名前公開してんだよ!」
「そうだぞ!今回の俺らは突然現れた謎のヒーローっていう設定なんだぞ!」
「おいイケメンが抜けてるぞ!」
「我らは謎のイケメンヒーローだ!
パンサーではありません‼︎」
「ありません‼︎」
「メガホン持ってくるの忘れたー」
「馬鹿なの?お前ら阿呆なの?」
「お前らの頭ってどうなってんの?」
等の会話をしていたらしい。
危ないことをする奴らだ…
と思っていた頭は一気にげんなりとさせられた。
それでも、一応警察が相手だというのに…。
警察の肩を持つわけじゃないが、
「なら南町に行ったほうがいいんじゃねぇか?」
俺の言葉に岩島はかぶりをふる
この街の不良に恐れられている刑事、
岩島がいた。
「岩島…」
「…お前
また立派な顔になったな響」
俺の顔をみてゲラゲラ笑ってくる
チッ
「岩島さん」
岩島を見つけた総長がニコニコと笑って近づいていく
「よぉ
勝ったんだってな」
「はい。なんとかパンサーのおかげで…
岩島さんは取り締まりですか?」
嬉しそうにしながらも
こんな大事をひい起こしてしまった事に苦笑いを浮かべながらきく
警察沙汰の為、場合によっては総長が責任を問われるからだ。
「あぁ、それもあるが…
今はパンサーだ。
あいつらどこ行った?」
低い、地を這うような声音できいてくる。
「パンサーなら終わってすぐ帰りましたけど…?」
総長の言葉をきき、厳つく怖い顔がさらに歪み
恐怖を誘う形相になる
ホラーだ…
そんな岩島の顔をみて、
総長はまた苦笑いを浮かべる。
「パンサーが何かしたんですか?」
何処からか副総長が現れて、岩島にきく
「あいつら張ってた警察の警備網突破しやがったんだよ
無茶苦茶なやりようでなぁ」
投げやりな口調で舌打ちする
「まさか、マジでパト乗り越えてくるとは思わなかったわ。
南の連中ならそれぐらい覚悟すべきだったなチキショウ」
ブツブツと呟く岩島。
話しをきくと、
どうやら龍神連合が突破されてしまった時の可能性を考えて中央町に警備網を敷いていた。
もちろんそれは民間人をこの抗争に巻き込まない為、この場所に寄せ付けないようにもしていた。
いつ何があるか分からない空気に警察もピリピリしていた。
そんな中に遠くからスピード違反のノーヘルバイク集団が押し寄せてきた。
もちろん警察としては色んな意味で止めに掛かる。
だか彼らは静止の声もきかず、グングンスピードを上げてくる。
ただ警官を並べただけの壁はあっさりと抜かれた。
次に少し離れたところでパトカーを数台並べた壁をつくる。
それすらも乗り上げて抜いていく。
ついに、
最後には命懸けでぶつけたパトカー(警察としてどうかと思う)をウィリーなどを駆使して跳び越えてきたらしい。
その時丁度
「パンサーーージャンプ‼︎‼︎!」
「お前なに名前公開してんだよ!」
「そうだぞ!今回の俺らは突然現れた謎のヒーローっていう設定なんだぞ!」
「おいイケメンが抜けてるぞ!」
「我らは謎のイケメンヒーローだ!
パンサーではありません‼︎」
「ありません‼︎」
「メガホン持ってくるの忘れたー」
「馬鹿なの?お前ら阿呆なの?」
「お前らの頭ってどうなってんの?」
等の会話をしていたらしい。
危ないことをする奴らだ…
と思っていた頭は一気にげんなりとさせられた。
それでも、一応警察が相手だというのに…。
警察の肩を持つわけじゃないが、
「なら南町に行ったほうがいいんじゃねぇか?」
俺の言葉に岩島はかぶりをふる