紅蓮の炎
「緋色、あんたそれ愚痴作文じゃねぇのよ?
なに学校の制度について愚痴かいてんの」
「仕方ない。あのハゲ担任がおかしい。」
あたしは一華と同じクラスだった。
他の3人、
美琴、優芽、海子は3人一緒で隣のクラスらしい。
あたしらの担任はハゲたお爺さん先生で、杉田という。
今までの教師人生一番誇れることは歴代紅蓮の総長を担任で持ったこと。
さすが紅蓮の総長を16代まで持った男だ。
ヒョロイくせに熱血さはハンパない
その前に何年この南紅高校にいるんだよ。
「あんたも総長だからあの先生手ぇやきたいのよ」
「こっちはいい迷惑だ」
そう言うと一華は綺麗な顔で笑った。
あぁあぁ、その綺麗さわけていただきたいよ。
こっちは男が寄ってくる気さえないんだよ。