君と歩く

優里にわかってもらいたくて、私の思いを伝えた。

「そうだよね…。
逃げてたってなにも変わらないもんね。
うじうじするなんて、あたしらしくないよね!!
未紗ありがとうねっ」

泣き顔からー変して、笑顔でお礼を言ってきた優里。

私は、なにもしてないのに。

その日、話してすっきりしたらしい優里は少ししてから、帰っていった。

「未紗も頑張りなよ」という、謎の言葉を残して…。

優里は、私が黒原くんのことが好きってわかってるのかな?

そうだとしたら、恥ずかしいな…。
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