君と歩く
そう言って逃げようとしたけど、鍋郷さんに腕を掴まれた。
「何逃げようとしてんの?そろそろ、出てきていいよぉ」
鍋郷さんのその言葉と共に出てきたのは、5人の男の人たち。
「な…なに?」
精一杯の抵抗のつもりで、鍋郷さんを睨むけどなんの意味もなくて。
「こいつらさー、一回佐々木に逃げられてんだって。だから、佐々木の友達のあんたをヤろうって計画立ててたから〜、薫もあんたに腹立ってたし乗っかったってわけ。」
優里を襲おうとした男たち?
友達だからって、どうして私が…。
それに、鍋郷さんに嫌われるようなことしてない。
「優里ちゃんも可愛かったけど、未紗ちゃんも可愛いなぁ。でも、少し胸がないのかな?アハハハハ」
そう言って、私の胸を触った男。
「きゃぁっ!!!」