君と歩く
「都美っ!!竜樹たち、やりすぎだって!怪我させるなんてありえないよ?!」
「薫っ!!!うるさい!!!都美と圭吾の仲を邪魔する奴は片っ端から片付けるのよ!!」
ギリギリと歯ぎしりをし始めている。
小声で、死ね死ね死ね死ね…と言っているのが聞こえてくる。
俺の血を見て焦っているのは、薫と男たちのみ。
都美は、嘲笑うかのように俺のことを見下す。
「てめぇっ…!!!未紗ちゃんを、今すぐ開放しろっ…!!」