君と歩く

「別に、いい。かっこ悪くても、未紗ちゃんさえ助かれば。」

「琉っ…。ねぇ、都美…。やめようよ…。竜樹も。やっぱ、ウチラのしてることおかしくね…?ただ、圭吾に好かれてる鈴木に嫉妬してるだけじゃん…。」


薫のその言葉を聞いて、男たちも「だよな…。」「間違ってるよな」などと言っている。

だけど、都美は何も変わらない。


その時だった。
音が聞こえたのは。

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