君と歩く

切なく、お互いがお互いを愛している。
そのことに、お前ら2人は、きづけるのか?

俺が…俺が、未紗ちゃんに圭吾の気持ちを今言えばいいか?
それとも、都美が言うのか?

「あんた…バカじゃないの?圭吾の事好きなら、ちゃんと見てやりゃいいじゃん!!!」

遠回しに、都美がそういった。

「…見たくても、見てたら迷惑かかるじゃない…。明日から夏休みだし、思いっきり遊んでバイトして…、黒原くんのこと…忘れるの。」

顔を上にあげて、目に涙をためて、頬は涙て濡れていて、それでもやっぱり笑ってた。

そんなに、圭吾のことが好きなんだ。
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