君と歩く

やっと休憩かぁっ!
スタッフルームに入ると、そこには美味しそうなパウンドケーキがあった。

「なにこれ、かわいい!」

ぐぅ〜…。

うわっ!
私ったらなんて大きな音を……。

「未紗ちゃん、お腹減った?」

後ろを振り向くと、そこにはなんとか笑いをこらえている荒川君の姿が。

「…聞こえてたんだ…。うん、何も食べてなくて」

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