君と歩く
すべてを食べ終えた頃に、「手伝って〜!」と、奈々子さんの声が聞こえたから、私と荒川くんは急いで戻った。
少しして、すべての仕事が終わり帰り支度をしている最中。
「ねぇ、未紗ちゃん」
ニコッと笑って私を手招きしたのは奈々子さん。
目元が、荒川くんと似ている。
「なんですか?」
「今日、どーだった?」
「楽しかったです!少し大変でしたけど…。あと、ケーキありがとうございます!」
「いえいえ!あの…さ!」