君と歩く
「うん、あの子は俺のタイプに
ぴったり当てはまる。
特に、唇。
キスしたくなるよなぁ。」
…は?
ぴったり当てはまる?
いや、聞き間違いだよな。
「嘘ゆーなよ。お前、いつも彼女にしてるのあんな童顔顔な女じゃないだろ。
からかってんのか?」
小馬鹿にした様子で言い放った俺を見て
琉は、目を丸くした。
「からかう?馬鹿か、お前。
俺のタイプは未紗ちゃんみたいな子。
いつも彼女にしてる女は
ただの遊びに決まってんだろ。
んなことも、知らなかったのかよ。」
あー、そーゆーことか。
「お前、最低だな。」