君と歩く
教室の窓から校門を覗いてみたら
結城さんのところまで走ってる優里がいた。
あれ?
やだ、優里ったら顔赤くしてる…!
「ふふ、かーわい♪」
こんな優里はじめてみた。
「誰が可愛いの?」
「そりゃぁ、優里が………えっ!?」
後ろを見ると、黒原くんがいた。
「驚かして悪かったな。これ、昨日のお詫び。」
袋を差し出されたから、中を見てみると。
「え?苺みるく…とロールケーキ??
な…なんで、私の好きなもの……」
袋の中に入っていたものは、私の好きな苺みるくとロールケーキだった。
購買のロールケーキは、すごく甘くて美味しいやつ。
「あー……佐々木に聞いた。」
佐々木?
「えっ、優里に??」