君と歩く

圭吾side


甘いもの好きとか絶対ひかれるよな…。
そう思っていたのにこいつは、

「えー?甘いもの好きなのいいじゃん!
私、甘いもの大好きだから共感してもらえそーで
嬉しいけどな」

なんて笑顔で言ってきたんだ。

ドキッ……

普段は目ぱっちりしてるくせに
笑ったら三日月みたいに細くなるんだ。

そこがまた可愛い。

俺……コイツに惚れたかもな。

こんな童顔顔に……。


「そ…そんなもんなのか…?」

俺、抱いた女はたくさんいるけど
本気で好きになった彼女とかいなかったからな。

でも、コイツに対する思いは
今までの女とは違う。

守りたい………そう強く願った。

< 49 / 221 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop