君と歩く
都美ってゆーんだ。
俺、名前聞いても思いだせねー。
「私…帰るねっ……」
涙目になりながら、鈴木は走って教室から出て行った。
「ちょっ……」
俺は、追いかけようとした。
なんで、泣きそうになっていたのかが
気になったから。
だけど。
都美ってやつによって
それは阻止された。
「ねぇ、圭吾。あんな女どーでも良くない?
なんで追いかけるの?なに、好きになったとか?
んなわけないよね。
あんな胸もない童顔女なんて、圭吾の好みじゃないでしょ?
ねぇ、今日また都美のこと抱いてくれない?」