君と歩く

『は?サボる?
馬鹿言ってないで早く来なさいっ!!!』

ほらー…
こーなると思った……。

『ーーっ。わかったよー。いくいく…』
『あ、あとー。黒原くんに番号教えといたから!多分電話着てるでしょ?』

え。
あれ、黒原くんの番号?
なんで私なんかに電話……あっ、そっか。
昨日、走って逃げてきたんだった。

あー、思い出しちゃったよぉぉ…。

『がっ…学校で会うから、かけなくてもいいよね?』
『あー、それもそうね。てか、早く来なさいよー!
先生きたから切るね!またあとで』

ブチッ……

あ。切れた。

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