君と歩く

――――――…

3時間目の手前に学校に着いた。

優里に怒られそうだなぁ…。


「未紗ぁぁぁぁっ!!!
もうっ!なにしてたのっ……て……
あんた……顔……」

教室にはいった私のとこにすぐきて
文句を言っていたのに。
突然、顔を赤らめて目を丸くしている。

え。なに、メイクしてるから
似合わない!みたいな?

「えっ……なに……?」

「きゃぁぁ!!!今日メイクしてるの?
やだ、かわいすぎぃぃっ!!!
ね、写メ撮ってい?ね?ね?」

興奮して赤くした顔と
いつもはあげない黄色い声をあげて
私に抱きついてきた。

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