シークレットプリンセス〜玉城敬太編〜








「疲れてそうだね。」







はぁ。
と欠伸をする龍牙さんと登校す私。
龍牙さんと一緒にいるから
大学で目立ってるんですが。







「敬太さんが
あんなに変態だなんて思ってませんでした。」








「芸術家は
変人が多いって言うからじゃない?」






龍牙さんが
講義の教室まで送ってくれる。








「じゃあ。
また迎えに来るね。
くれぐれも口を滑らさないように。
滑らしたら死ぬと思ってね。」







なんか
どさくさに紛れて変な言葉が…。
龍牙さんとは
学年が違うから受ける講義も違うためこうやって講義が行われる教室まで送り迎えをしてくれるようになっている。
なんか
監視されるって大変だな。











「ちょっと…!
ゆめ!
なんで龍牙さんと一緒だったの!?」






教室に入るかいなや
みなみが興奮気味に聞いてくる。







「知り合いで…。」







監視役で。
とは言えない。







「あとから
たんまり聞かせなさいよ!」







憂鬱だ…!











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