シークレットプリンセス〜玉城敬太編〜
「…。」
書かれている内容はこうだった。
玉城敬太。
最近スランプで新作発表せず。
玉城篤志を越えなくては。と言うプレッシャーからか?
親の七光りの芸術家。
これまでか。
「…。
ひどい…。」
絵はあいつを超えるための道具…。
こういうことが関係していたんだ…。
「敬太は
昔から絵が書くのが好きだった。
でも。
芸術家になってから
評価とか色々な問題が付き添ってきて今は書きたい作品も書けなくなってきている。と言う訳。
とくに
敬太の親は偉大な芸術家だからね。
注目させる分プレッシャーもハンパじゃないんじゃない?」
隆弘さんは
そう言うとコーヒーを一気に飲み干した。