シークレットプリンセス〜玉城敬太編〜
そして
次の日。
「きれい…!」
私は
今お花畑にいる。
風がなびいていて気持ちがいい。
「これを
イメージして描こうと思って。」
「私。
楽しみにしてます!
敬太さんの作品!」
そう言うと
敬太さんはお花畑をみる。
「ここは
俺が落ち着く場所なんだ。
だから好き。
息詰まった時はここに来る。」
敬太さんは
私を見る。
「俺は…。
今回は父さんを超えるための絵じゃなくて
俺の有りのままを書いてみようと思う。」
「敬太さんなら
大丈夫です。
周りの声なんて気にしないで…。
有りのままを描いてください。」
「エムうさぎちゃん…。」