シークレットプリンセス〜玉城敬太編〜
そして数時間後。
スイートホテルへ帰るために
車に乗り込み
スイートホテルへの道を
敬太さんが車で走る。
「ちょっと!
スピードだしすぎですよ!」
「大丈夫♪
大丈夫♪」
スイートホテルへ帰ると
敬太さんとの二人きりの時間が少なくなってしまう。
まだ
帰りたくない。
と思ってしまった私。
その時
気づいてしまった私の恋心。
言った方が幸せなのか。
それとも
そのままの関係の方が幸せなのか。
「分からないよ…。」
私の
気持ちなんて知らない敬太さんは
車のスピードを早めていった。